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マンジャロ自己注射の正しい打ち方|場所・失敗しないコツを解説

GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」は、2型糖尿病や慢性心不全、または肥満症(BMIが一定基準以上の場合)の治療に用いられる注射薬です。週に一度、ご自身で皮下注射することが推奨されています。
正しく安全に効果を得るためには、正確な自己注射の手順を理解し、注意点を守ることが非常に重要です。このガイドでは、マンジャロの正しい打ち方から、よくある疑問、保管・廃棄方法、そして使用上の重要な注意点まで、自己注射を行う上で知っておくべき情報を詳しく解説します。

マンジャロ皮下注(一般名:チルゼパチド)は、GLP-1とGIPという2つの消化管ホルモンの作用を併せ持つ、週1回投与型の注射薬です。血糖コントロールの改善効果に加え、体重減少効果も期待できるため、特に肥満を伴う2型糖尿病患者さんなどに使用されています。

マンジャロは、飲み薬ではなく注射薬として開発されています。これは、有効成分であるチルゼパチドが消化管で分解されてしまうため、注射によって直接体内に吸収させる必要があるからです。皮下注射は、皮膚の下にある皮下組織に薬液を注入する方法で、筋肉注射や静脈注射に比べて手技が比較的容易であり、ご自身で行う自己注射に適しています。正しい部位に、正しい方法で注射することで、薬の吸収が安定し、期待される効果が得られやすくなります。

目次

マンジャロの正しい打ち方:自己注射の手順

マンジャロの自己注射は、決められた手順に従って行うことが大切です。焦らず、落ち着いて準備を進めましょう。マンジャロは、薬液があらかじめ充填された「マンジャロ皮下注アテオス」という専用の注射ペン型製剤を使用します。

事前準備:必要なものと確認事項

自己注射を行う前に、以下のものを準備し、薬やご自身の状態を確認します。

  1. マンジャロペン: 冷蔵庫から取り出し、常温に戻しておきましょう。使用期限が切れていないか、ペンに破損がないかを確認します。薬液が透明で、浮遊物がないことも確認してください。濁っていたり、色がついていたりする場合は使用しないでください。
  2. 消毒用アルコール綿: 注射部位を消毒するために使用します。
  3. 乾いた清潔なガーゼやティッシュ: 注射後に少量出血した場合などに使用します。
  4. 使用済みペン廃棄用の容器: 医療機関から指定された、針が突き抜けない専用の廃棄容器を用意します。
  5. 日時、投与量の確認: いつ、どれくらいの量を注射するのか、医師から指示された内容を再確認します。週に1回、同じ曜日の同じ時間帯に注射することが推奨されています。

準備ができたら、石鹸で手をきれいに洗いましょう。

注射部位の選択と準備

注射する部位を選択します。推奨される注射部位は、お腹、太もも、二の腕の3ヶ所です。詳しい部位の選び方や避けるべき場所については後述しますが、毎回同じ場所に続けて打つのではなく、これらの部位の中でローテーションすることが推奨されています。

注射部位を決めたら、その部分の皮膚を露出させます。衣服で隠れやすい場所を選ぶと、人目を気にせず行えます。選択した部位を消毒用アルコール綿で中心から外側に向かって円を描くように丁寧に消毒します。消毒した場所が乾くまで待ちましょう。消毒薬が乾く前に注射すると、痛みを感じやすくなることがあります。

マンジャロペンを用いた具体的な打ち方(ステップ解説)

マンジャロペンは、注入ボタンを押すだけで自動的に針が出て、薬液が注入される仕組みになっています。以下に具体的な手順を説明します。

  1. キャップを外す: ペンのキャップをまっすぐ引き抜いて外します。キャップを外すと、内側の針カバーが見えます。キャップを外した後は、針に触れないように注意してください。
  2. ペンを注射部位に当てる: 消毒して乾いた皮膚に、ペン先(針カバーの部分)をまっすぐ垂直に当てます。皮膚を軽くつまむかどうかは、個人差や部位によって異なりますが、医師や看護師の指導に従ってください。一般的に、皮下脂肪が少ない方は皮膚をつまんだ方がより確実に皮下組織に注入できます。
  3. 注入ボタンを押す: ペンを皮膚にしっかりと当てた状態で、注入ボタンをカチッと音がするまで押し込み、そのまま押し続けます。
  4. クリック音を確認し、注入完了を待つ: 注入ボタンを押し続けると、最初のカチッという音の後に、シューという薬液が注入される音が聞こえることがあります。薬液の注入が終わると、2回目のカチッという音が聞こえます。この音が聞こえるまで、注入ボタンを押し続けてください。薬液注入が完了するまでには、数秒かかります。ペンについている注入インジケーターの色が変わることで、注入の進行状況や完了を確認できる場合もあります。
  5. 注入ボタンから指を離す: 2回目のカチッという音が聞こえ、薬液の注入が完了したら、注入ボタンから指を離します。
  6. 皮膚からペンを離す: 注入ボタンから指を離したら、皮膚からペンをまっすぐ引き抜きます。ペンを皮膚から離すと、針カバーが自動的に針を覆い隠す安全機能が働きます。

注入後の確認と後処理

ペンを皮膚から離した後、以下の確認と処理を行います。

  • 注射部位の確認: 注射した部位から少量の出血があるかもしれません。清潔なガーゼやティッシュで軽く押さえましょう。強くこすったり揉んだりしないでください。
  • ペン内部の確認: ペン内部に薬液が残っていないか、窓などで確認できる場合はチェックします。薬液が全て注入されたことを確認しましょう。
  • 使用済みペンの廃棄: 使用済みのマンジャロペンは、針カバーが自動的にかかり、針が露出しない安全設計になっていますが、そのまま普通ゴミとして捨ててはいけません。医療機関から指示された、針が突き抜けない専用の廃棄容器に入れ、次回の受診時に医療機関に持って行って適切に廃棄してもらいます。

これらの手順を正確に行うことで、安全かつ効果的にマンジャロを自己注射することができます。もし手順に不安がある場合は、必ず医師や看護師に確認し、指導を受けてから行うようにしてください。

マンジャロ注射の推奨される部位と避けるべき場所

マンジャロの自己注射は、主に皮下脂肪の多い部位に行います。薬の吸収速度や痛みの感じ方が部位によって異なるため、推奨される部位とその選び方を知っておきましょう。

推奨される注射部位(お腹、太もも、二の腕)

自己注射の推奨部位は以下の3ヶ所です。

  • お腹(腹部): 最も一般的な注射部位です。おへそを中心に、左右に少なくとも5cm以上離れた部分に注射します。皮下脂肪が豊富で注射しやすい方が多いです。
  • 太もも: 太ももの前面から外側にかけての部分が適しています。太ももの中央部分は筋肉が発達しているため避け、比較的柔らかい部分を選びます。座っているときなどに注射しやすい部位です。
  • 二の腕: 二の腕の外側、肩から肘にかけての中間部分が適しています。この部位に自分で注射するのは少し難しく感じるかもしれませんが、慣れれば行えます。ご家族などに打ってもらう場合は、この部位を選ぶこともあります。

これらの部位の中で、毎回同じ場所ではなくローテーションして使うことが推奨されます。

同じ場所に続けて打たない理由

同じ場所に繰り返し注射すると、皮膚が硬くなったり、脂肪が萎縮したりすることがあります(脂肪萎縮や脂肪肥厚)。これにより、薬の吸収が不安定になったり、痛みの原因になったりする可能性があります。これを防ぐために、推奨される3つの部位の中で、週ごとに場所を変えたり、同じ部位の中でも少しずつ場所をずらしたりして注射するようにします。

例えば、今週はお腹の右側に打ったら、来週はお腹の左側、再来週は太ももの右側、その次は太ももの左側、さらに次は二の腕…というように、計画的にローテーションすると良いでしょう。

おへそ周りを避けるべき理由

お腹に注射する場合、おへそから少なくとも5cm以上離れた場所に注射することが推奨されます。おへその周りには太い血管や神経が集中している可能性があるため、この部分への注射は避けるべきです。また、関節や骨が出っ張っている場所、傷跡や硬くなっている場所、アザや炎症を起こしている場所なども、痛みが強くなったり、薬の吸収に影響したりする可能性があるため避けてください。健康で柔らかい皮膚の場所を選びましょう。

マンジャロ注射に関するよくある質問(PAAより)

マンジャロの自己注射に関して、患者さんからよく寄せられる疑問とその回答をまとめました。

マンジャロはどれくらい痛いですか?痛みを軽減する方法

注射の痛みは、感じる人、感じない人、痛みの程度も人それぞれ異なります。マンジャロペンは細い針を使用しており、痛みを最小限に抑えるように工夫されていますが、全く痛くないわけではありません。

痛みを軽減するためには、以下の方法が考えられます。

  • 薬液を常温に戻す: 冷たい薬液を注射すると痛みを感じやすいことがあります。冷蔵庫から取り出したペンを、箱から出してキャップをつけたまま、注射する15分〜30分ほど前に常温に戻しておきましょう。ただし、ペンを温めたり、直射日光に当てたりしないでください。
  • 消毒薬が乾いてから注射する: 消毒用アルコールが完全に乾く前に注射すると、消毒薬の刺激で痛みを感じることがあります。消毒後はしっかりと乾かしましょう。
  • 注射部位をリラックスさせる: 注射部位の筋肉に力が入っていると痛みを強く感じることがあります。深呼吸するなどしてリラックスしましょう。
  • 注射部位を冷やす(医師と相談の上): 注射前に部位を軽く冷やすことで、痛覚を鈍らせる効果が期待できる場合があります。ただし、冷やしすぎは血行不良の原因になる可能性もあるため、試したい場合は事前に医師や看護師に相談してください。
  • 毎回違う場所に注射する: 同じ場所に続けて打つと、皮膚が硬くなり痛みを感じやすくなります。推奨される部位をローテーションして使いましょう。

痛みが強い場合や、痛みが長く続く場合は、何か問題がある可能性も考えられます。必ず医師に相談してください。

マンジャロの打ち忘れ:対処法について

週に1回の注射をうっかり忘れてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。打ち忘れに気づいたタイミングによって対応が異なります。

  • 前回の注射から4日(96時間)以内に打ち忘れに気づいた場合:気づいた時点で、できるだけ早く注射してください。その後は、元の曜日・時間帯に戻して、通常通り注射を継続してください。
  • 前回の注射から4日(96時間)を超えて打ち忘れに気づいた場合:打ち忘れ分は注射せず、次回の元の注射予定日に通常通り注射してください。

いずれの場合も、決して忘れた分をまとめて2回注射したり、投与量を増やしたりしないでください。 もし判断に迷う場合は、必ず主治主治医や薬剤師に連絡して指示を仰いでください。自己判断で追加投与などを行うと、思わぬ副作用や血糖コントロールの乱れを引き起こす可能性があります。

マンジャロの保管方法と注意点

マンジャロは温度管理が重要な医薬品です。適切な方法で保管することで、品質を保ち、効果を安定させることができます。

  • 冷蔵庫で保管: マンジャロは、2℃~8℃で冷蔵保存してください。冷凍庫に入れたり、凍らせたりしないでください。もし凍結してしまった場合は、解凍しても使用できません。
  • 光を避ける: 元の箱に入れたまま保管し、光から遮断してください。
  • 一度冷蔵庫から出した場合: 使用のために冷蔵庫から取り出し、常温(30℃以下)で保管した場合、合計21日間までであれば品質が保たれるとされています。ただし、一度常温に戻したものは、再度冷蔵庫に戻さないでください。21日を超えて常温で保管した場合や、30℃を超える場所に置かれた場合は、使用せずに廃棄してください。旅行などで持ち運ぶ際は、保冷剤を入れたクーラーボックスなどに入れ、温度が上がりすぎないように注意が必要です。
  • 子供の手の届かない場所: 誤って使用しないよう、小さなお子さんの手の届かないところに保管してください。

旅行などで長期間自宅を離れる場合や、停電などで冷蔵庫が使えない場合は、事前に医師や薬剤師に相談し、保管方法について確認しておきましょう。

使用済みマンジャロペンの廃棄方法

マンジャロペンは針が内蔵されており、使用後も針に触れるリスクがあります。安全な廃棄のために、以下の点を守ってください。

  • 専用の廃棄容器に入れる: 使用済みのマンジャロペンは、医療機関から渡された、針が突き抜けない硬質の専用廃棄容器(バイオハザードマークなどがついたもの)に入れてください。ペットボトルやガラス瓶など、簡易な容器に入れるのは危険ですので避けてください。
  • 医療機関に持ち込む: 廃棄容器がいっぱいになったら、次回の診察時などに、必ず医療機関に持ち込んでください。病院やクリニックが責任を持って適切に処理してくれます。
  • 自治体のゴミに出さない: 使用済みの注射針やペンは、感染性医療廃棄物に該当します。絶対に家庭ごみや資源ごみとして自治体のゴミ収集に出したり、トイレに流したりしないでください。

不適切な廃棄は、ゴミ収集員や医療従事者、地域住民への感染や怪我のリスクを高めます。安全な医療のために、正しい方法で廃棄しましょう。

マンジャロ使用上の重要な注意点

マンジャロは効果の高い薬剤ですが、使用する上で知っておくべき重要な注意点やリスクがあります。安全に治療を続けるために、以下の点を理解しておきましょう。

投与量・投与間隔に関する注意

マンジャロは、医師が患者さんの状態や効果、副作用などを考慮して適切な投与量を決定します。通常は低い用量から開始し、必要に応じて徐々に増量していきます。自己判断で投与量を増やしたり、減らしたりしないでください。

また、投与間隔は週に1回です。指示された曜日に注射し、前回の注射から次の注射まで、少なくとも3日(72時間)以上の間隔を空ける必要があります。たとえば、日曜日に打つ人が月曜日にずらすのは問題ありませんが、火曜日や水曜日にずらすと間隔が短くなりすぎます。逆に、打ち忘れの項目で説明したように、前回の注射から4日以上経過してしまった場合は、次回の元の曜日に戻して注射します。投与間隔を守ることは、薬の血中濃度を適切に保ち、効果と安全性を維持するために非常に重要です。

副作用とその対策

マンジャロの主な副作用は、他のGLP-1受容体作動薬と同様に、消化器系の症状です。

  • 吐き気、嘔吐
  • 下痢、便秘
  • 腹痛
  • 食欲減退

これらの症状は、治療開始時や増量時に起こりやすく、多くの場合、体が薬に慣れるにつれて軽減していきます。症状が軽い場合は、食事を少量ずつ摂る、消化の良いものを食べるなどで対処できることがあります。

その他、注射部位の反応(赤み、かゆみ、痛み)、倦怠感、頭痛なども報告されています。

稀ですが、重篤な副作用として以下の可能性が指摘されています。

  • 急性膵炎: 強い腹痛(特に左脇腹から背中にかけて)、吐き気、嘔吐などが主な症状です。このような症状が現れた場合は、直ちにマンジャロの使用を中止し、医療機関を受診してください。
  • 低血糖: 特にSU薬やインスリンなど、他の血糖を下げる薬と併用している場合に起こりやすくなります。冷や汗、震え、動悸、強い空腹感、意識がぼんやりするなどの症状が現れます。低血糖が疑われる場合は、速やかに糖分(ブドウ糖や砂糖を含むジュースなど)を摂取してください。
  • 腸閉塞: 便秘や腹痛、お腹の張り、吐き気・嘔吐などが主な症状です。持続する腹痛や嘔吐がある場合は医療機関に連絡してください。
  • 胆嚢炎、胆石症: 腹痛、発熱、黄疸などの症状が現れることがあります。
  • アナフィラキシー: 蕁麻疹、むくみ、呼吸困難、血圧低下など、重いアレルギー反応が起こることがあります。ごく稀ですが、これらの症状が現れたら直ちに救急医療を受けてください。

副作用が疑われる症状が現れた場合は、自己判断せず、必ず医師または薬剤師に相談してください。

他の薬剤との併用について

マンジャロを他の薬と一緒に使用する場合、薬の効果に影響を与えたり、副作用のリスクを高めたりする可能性があります。現在服用している、あるいは今後服用する予定のある全ての薬(処方薬、市販薬、サプリメントなども含む)について、必ず医師または薬剤師に伝えてください。

特に、以下の薬との併用には注意が必要です。

  • SU薬やインスリン製剤: 低血糖のリスクが高まるため、これらの薬の投与量調整が必要になる場合があります。
  • 飲み薬: マンジャロは胃の内容物の排出を遅らせる作用があるため、一緒に飲んだ薬の吸収に影響を与える可能性があります。特に、治療域が狭い薬剤(血液中の濃度によって効果や副作用が大きく変わる薬)や、吸収に速さが求められる薬剤(抗菌薬など)を服用している場合は注意が必要です。

医師は、併用している薬を考慮してマンジャロの投与計画を立てますので、正確な情報提供が非常に重要です。

使用してはいけない人(禁忌)

以下に該当する方は、マンジャロを使用することができません。

  • マンジャロの成分に対し、過去に過敏症(アレルギー反応)を起こしたことがある方
  • 多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方
  • 甲状腺髄様癌の既往歴や家族歴がある方:動物実験で甲状腺腫瘍の発生が報告されており、ヒトでの関連性は不明ですが、リスクを考慮して禁忌とされています。
  • 重症糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡の方:これらの状態はインスリン治療が優先されます。
  • 妊娠中の女性または妊娠している可能性のある女性
  • 授乳中の女性

また、以下のような方には、投与が推奨されない、あるいは慎重な投与が必要となる場合があります。

  • 膵炎の既往歴がある方
  • 重度の胃腸障害(麻痺性イレウスなど)がある方
  • 低血糖を起こしやすい方
  • 高齢者
  • 腎臓や肝臓に重い病気がある方

ご自身の既往歴や体質について、漏れなく医師に伝えるようにしてください。

マンジャロの処方について:クリニックでの受診・オンライン診療

マンジャロは医師の処方が必要な医療用医薬品です。自己判断で購入したり使用したりすることはできません。マンジャロによる治療を開始する際は、必ず医療機関を受診し、医師の診察を受ける必要があります。

医師への相談の重要性

マンジャロがご自身の病状に適しているか、他の持病や服用中の薬との飲み合わせに問題がないかなど、医師が総合的に判断します。また、マンジャロの効果や副作用、正しい自己注射の方法について詳しい説明を受けることができます。不安なことや疑問点があれば、遠慮なく医師や看護師、薬剤師に質問しましょう。注射の手技に自信がない場合は、医療機関で実際にペンを使って練習させてもらうことも可能です。

オンライン診療でマンジャロを処方してもらう流れ

近年、オンライン診療が普及し、マンジャロもオンラインで処方を受けられるクリニックが増えています。特に、忙しくて医療機関に定期的に通うのが難しい方や、遠方に住んでいる方にとって便利な選択肢となります。

一般的なオンライン診療の流れは以下のようになります。

  1. クリニックの選択と予約: オンライン診療に対応しているクリニックを選び、ウェブサイトなどから予約を行います。初診からオンライン診療が可能な場合と、最初は対面診療が必要な場合があるので、事前に確認しましょう。
  2. 問診票の入力: オンライン上で、現在の健康状態、病歴、服用中の薬、アレルギーの有無などを入力します。正確に入力することが重要です。
  3. 医師によるオンライン診察: 予約した時間になると、ビデオ通話や電話などで医師の診察を受けます。問診票の内容に基づき、医師が質問を行います。ご自身の症状や治療への希望などを伝えましょう。
  4. 処方決定・会計: 診察の結果、医師がマンジャロの処方が適切と判断した場合、処方量が決定されます。その後、オンラインで会計を行います(クレジットカード決済などが一般的です)。
  5. 薬剤の配送: 処方されたマンジャロは、多くの場合、自宅に配送されます。冷蔵品であるため、クール便などで届けられます。受け取り方法や送料はクリニックによって異なります。

オンライン診療は便利ですが、対面診療と同様に、ご自身の状態を正確に伝えることが大切です。また、注射の手技指導や副作用への対応など、オンライン診療では限界がある場合もあります。不安な点は、遠慮なく医師に確認し、必要に応じて対面診療も検討しましょう。

まとめ:マンジャロの正しい打ち方で安全な治療を

マンジャロは、2型糖尿病や肥満症の治療において、血糖コントロールや体重管理に有効な選択肢となりうる注射薬です。その効果を安全かつ最大限に引き出すためには、「マンジャロ 打ち方」を正確に理解し、実践することが不可欠です。

この記事で解説したように、自己注射は以下の点に注意して行いましょう。

  • 事前準備を怠らず、薬液やペンの状態を確認する。
  • 推奨される注射部位(お腹、太もも、二の腕)を選び、同じ場所に続けて打たないようにローテーションする。
  • おへそ周りや硬い場所を避ける。
  • マンジャロペンの具体的なステップに従い、落ち着いて注入する。
  • 注入後の確認と、使用済みペンの適切な廃棄を行う。
  • 週1回の投与量・間隔を厳守する。
  • 起こりうる副作用を知っておき、異常があれば速やかに医師に相談する。
  • 現在使用中の他の薬剤について、全て医師に伝える。
  • 使用してはいけない人に該当しないか確認する。

マンジャロによる治療は、医師の指導のもとで行われるべき医療行為です。注射の手技や薬に関する疑問、副作用に関する不安などがあれば、自己判断せず、必ず医師や薬剤師に相談してください。正しい「マンジャロ 打ち方」をマスターし、安全に治療を継続することで、より良い健康状態を目指しましょう。オンライン診療も活用しながら、ご自身に合った方法で医師と連携を取ることをお勧めします。

免責事項: 本記事はマンジャロの自己注射に関する一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスや診断を代替するものではありません。個別の症状や治療に関する疑問は、必ず担当の医師にご相談ください。また、マンジャロの使用に際しては、必ず医師から渡された使用説明書をよく読み、指示に従ってください。

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