MENU

メニエール病の症状を簡単チェック!めまい・耳鳴り・難聴がある方へ

めまいや耳の聞こえづらさ、耳鳴りなど、気になる症状が続くと「もしかしてメニエール病?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
メニエール病は、特定の症状が繰り返し起こる内耳の病気です。
しかし、めまいや耳の症状を引き起こす病気は他にもたくさんあり、自己判断は難しいものです。
この記事では、メニエール病の主な症状や特徴、セルフチェックのポイント、そして他の病気との違いについて詳しく解説します。
「メニエール病 症状 チェック」としてご自身の症状を振り返りながら読み進めてみてください。
ただし、ここで紹介するチェックリストはあくまで目安です。
正確な診断と適切なアドバイスを受けるためには、必ず専門の医療機関を受診することが大切です。

目次

メニエール病の主な症状

メニエール病の診断基準では、「めまい」「難聴」「耳鳴り」「耳閉感」の4つの主要な症状が同時に、あるいはほぼ同時に繰り返し起こることが重要視されます。それぞれの症状について詳しく見ていきましょう。

回転性めまい

メニエール病のめまいは、多くの場合、回転性めまいです。周囲がぐるぐる回っているように感じたり、自分が回転しているように感じたりします。このめまいは非常に強く、立っていられなくなったり、吐き気を伴ったりすることがあります。

めまいの持続時間は、典型的には数十分から数時間と比較的長く続きます。短時間で治まるめまい(数秒~数分)や、一日中ふわふわするようなめまい(浮動性めまい)は、メニエール病以外の病気である可能性が高いです。

めまいは突然起こることが多く、日常生活に大きな支障をきたします。予期せぬタイミングで激しいめまい発作が起こるため、患者さんは強い不安を感じることがあります。

難聴

メニエール病による難聴は、通常、片側の耳に起こります。初期には、聞こえが悪くなる程度は軽度であったり、特定の低い音だけが聞こえにくくなったりすることがあります。難聴の程度はめまい発作と連動して変動することが多く、発作時には悪化し、回復期には改善する傾向が見られます。

病気が進行すると、難聴は徐々に固定され、回復しにくくなることがあります。また、まれに両方の耳に難聴が起こることもあります。

患者さんの中には、「音が響いて聞こえる」「音が割れて聞こえる」といった症状(補充現象/リクルートメント現象)を感じる方もいます。これは、特定の大きな音に対して過敏になる内耳の特性によるものです。

耳鳴り

耳鳴りもメニエール病に多く見られる症状です。「キーン」「ジー」「ゴー」など、様々な種類の音が聞こえることがあります。耳鳴りの音色や大きさも、めまいや難聴と同様に変動することがあります。

耳鳴りは難聴に伴って現れることが多く、特に聞こえが悪くなっている側の耳に起こりやすい傾向があります。耳鳴りが常に存在するわけではなく、めまい発作の前兆として強くなったり、発作中に悪化したりすることもあります。

耳鳴りは患者さんにとって非常に不快な症状であり、集中力の低下や不眠などの原因となることもあります。

耳閉感(耳がつまる感じ)

耳閉感は、耳の中に何か詰まっているような、あるいは膜が張ったような感覚です。飛行機に乗っている時やトンネルに入った時に感じる耳が詰まる感覚に似ています。

この耳閉感は、めまい発作の前や最中に強く感じることがあり、めまい発作の予兆となることもあります。他の症状と同様に、耳閉感も変動することが多く、めまいが治まると同時に解消されることもあります。

耳閉感は、内耳の内リンパ水腫によって内耳の圧力が上昇している状態を反映していると考えられています。

その他の随伴症状

メニエール病の発作時には、上記の主要な症状以外にも様々な随伴症状が現れることがあります。代表的なものとしては、以下の症状が挙げられます。

  • 吐き気・嘔吐: 激しい回転性めまいに伴って、強い吐き気や実際に嘔吐してしまうことがあります。
  • 冷や汗: めまい発作の際に、顔色が悪くなったり、冷や汗をかいたりすることがあります。
  • 動悸: 不安や恐怖感から動悸を感じることがあります。
  • 頭痛: めまい発作の後や、発作に関連して頭痛が起こることがあります。

これらの随伴症状は、めまいが自律神経に影響を与えることによって引き起こされると考えられています。

メニエール病かもしれない?症状セルフチェックリスト

ご自身の症状がメニエール病の特徴に当てはまるかどうか、以下のチェックリストで確認してみましょう。このチェックリストはあくまで目安であり、診断に代わるものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。

チェックリスト項目

以下の項目のうち、当てはまるものにチェックを入れてみましょう。

  • 1. 繰り返し起こる強いめまいがある
    • (a) 周囲がぐるぐる回るようなめまい(回転性めまい)である
    • (b) めまいは数十分から数時間続くことが多い
    • (c) めまいは突然始まることが多い
    • (d) めまいの発作がない時は比較的元気である
  • 2. 片方の耳、あるいは両方の耳の聞こえが悪いと感じる
    • (a) 聞こえが悪くなる側は決まっている(片側が多い)
    • (b) 聞こえの悪さは、めまい発作と同時に悪化し、治まると少し戻る傾向がある
    • (c) 特に低い音が聞き取りにくいと感じることがある
    • (d) 音が響いて聞こえたり、割れて聞こえたりすることがある
  • 3. 耳鳴りを感じる
    • (a) 聞こえが悪くなっている側の耳で耳鳴りを感じることが多い
    • (b) 耳鳴りはめまい発作と連動して強弱が変動することがある
    • (c) 「キーン」「ジー」「ゴー」など、様々な音に聞こえる
  • 4. 耳がつまったような感じ(耳閉感)がある
    • (a) 聞こえが悪くなっている側の耳に感じることが多い
    • (b) 耳閉感はめまい発作の前後や最中に強く感じやすい
  • 5. めまい発作時に吐き気や嘔吐、冷や汗などの随伴症状を伴うことがある
  • 6. これらの症状(特にめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感)が同時に、あるいはほぼ同時に現れることが多い
  • 7. ストレスや疲労を感じている時に症状が出やすい傾向がある

チェック結果と注意点

いくつかの項目、特に「めまい」「難聴」「耳鳴り」「耳閉感」の4つの主要症状に関連する項目に複数チェックが入った場合は、メニエール病の可能性も考えられます。

ただし、このチェックリストだけでメニエール病と診断することはできません。 めまいや耳の症状は、他の様々な病気でも起こるため、自己判断は危険です。

重要な注意点:

  • チェックリストはあくまでセルフチェックのツールです。
  • 他の病気(脳の病気など)の可能性を否定することはできません。
  • めまいの種類や難聴のパターンは、専門医の診察や検査でしか正確に判断できません。
  • 症状が当てはまったからといって過度に心配せず、まずは耳鼻咽喉科を受診してください。
  • 特に、今まで経験したことのない激しいめまい、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、ものが二重に見える、意識がもうろうとするなどの症状を伴う場合は、脳卒中など命にかかわる病気の可能性もありますので、すぐに救急医療機関を受診してください。

メニエール病の初期症状・前触れ

メニエール病の典型的な発作は突然起こることが多いですが、発作の前にいくつかの前触れや初期症状が現れることがあります。これらのサインに気づくことで、発作への心構えをしたり、早期受診を検討したりすることができます。

よく見られる初期症状や前触れとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 耳閉感の増悪: いつもよりも耳が詰まった感じが強くなる。
  • 耳鳴りの音色や大きさの変化: いつもと違う耳鳴りが聞こえたり、耳鳴りの音が急に大きくなったりする。
  • 聞こえの変動: 一時的に急に聞こえが悪くなったり、特定の音だけが聞こえにくくなったりする。
  • フワフワとした軽いめまい感: 強い回転性めまいほどではないが、少し体が揺れるような、あるいは不安定な感じが続く。
  • 肩こりや首の張り: ストレスや疲労が蓄積しているサインとして現れることがあります。
  • 疲労感や睡眠不足: 体調が優れない時に発作が起こりやすい傾向があります。

これらの症状が現れた場合、数時間後から数日後に激しいめまい発作が起こる可能性があります。このような前触れに気づいたら、無理せず休息を取り、症状が続く場合は早めに医療機関に相談することが推奨されます。

メニエール病と間違えやすい病気

めまいや難聴、耳鳴りといった症状は、メニエール病だけでなく、他の様々な病気でも起こります。そのため、自己判断は難しく、専門医による正確な診断が必要です。ここでは、メニエール病と間違えやすい代表的な病気をいくつかご紹介し、それぞれの特徴とメニエール病との違いについて解説します。

病名 主な症状 メニエール病との違い
片頭痛性めまい 繰り返すめまい(回転性、浮動性など様々)、強い頭痛、吐き気、光・音過敏 めまいと同時に、あるいはめまいの前後に強い頭痛を伴うことが多い。めまいの種類は様々で、持続時間も短いものから長いものまである。難聴や耳鳴りは必須の症状ではない(起こる場合もあるが、めまいや頭痛ほど顕著ではないことが多い)。
良性発作性頭位めまい症 特定の頭の位置や動きによって誘発される短時間の回転性めまい、吐き気 めまいは頭を特定の位置に動かした時にのみ起こり、持続時間は数秒から数十秒と非常に短い。めまいは繰り返すが、難聴や耳鳴り、耳閉感は伴わない(めまいが強い時に一時的に耳鳴りのように感じることはある)。原因は耳石器の異常。
突発性難聴 突然の難聴(多くは片側)、耳鳴り、耳閉感 強い回転性めまいは約3割のケースで伴うが、必須ではない。難聴は一度起こると改善しにくいことが多く、メニエール病のように難聴が変動したり、発作が繰り返されたりすることは少ない。原因は不明とされることが多い。
前庭神経炎 突然の強い回転性めまい、吐き気、嘔吐 めまいは数日~数週間持続することが多いが、難聴や耳鳴り、耳閉感は伴わない。平衡機能の障害が主体であり、聴覚系の症状はみられない。原因はウイルス感染などによる前庭神経の炎症と考えられている。
外リンパ瘻 突然または力んだ後に起こるめまい(回転性または浮動性)、難聴、耳鳴り 咳やくしゃみ、鼻をかむなどの力んだ後に症状が出やすい。難聴は変動性または進行性。メニエール病のように典型的なめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感が繰り返し起こるパターンとは異なる場合がある。
聴神経腫瘍 片側の進行性難聴、耳鳴り、平衡障害 症状の進行が比較的ゆっくりであることが多い。めまい発作はメニエール病ほど典型的ではない。聴力検査や画像検査(MRI)で診断される。
脳血管障害(脳梗塞・脳出血など) 突然のめまい(回転性または浮動性)、手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、ものが二重に見える、意識障害など めまい以外の神経症状(手足の麻痺、言葉の障害、顔の歪みなど)を伴うことが多い。聴覚症状(難聴、耳鳴り)は通常伴わない。発症時には緊急性が高く、迅速な対応が必要。

これらの病気以外にも、内耳炎、メニエール病類縁疾患、心因性めまいなど、めまいや耳の症状を引き起こす病気は多岐にわたります。症状だけで自己判断せず、必ず専門医の診察を受けてください。特に、これまでに経験したことのないめまいや、めまい以外の神経症状を伴う場合は、速やかに医療機関を受診することが非常に重要です。

メニエール病の原因

メニエール病の直接的な原因は、内耳の内リンパ液が増えすぎてしまう内リンパ水腫であると考えられています。しかし、なぜ内リンパ水腫が起こるのか、その根本的なメカニズムは完全には解明されていません。いくつかの要因が複合的に関与していると考えられています。

内リンパ水腫

内耳の中は内リンパ液と外リンパ液という2種類の液体で満たされています。内リンパ液は内耳の特定の場所で作られ、別の場所で吸収されることで一定量が保たれています。内リンパ水腫は、この内リンパ液の「産生」と「吸収」のバランスが崩れることで、内リンパ液が過剰に貯留し、内耳の圧力が異常に高まった状態です。

この内リンパ水腫によって、音を感じる蝸牛やバランス感覚を司る平衡器官が圧迫され、それぞれの機能が障害されます。これが、メニエール病の様々な症状を引き起こすと考えられています。

ストレスや疲労などの誘因

内リンパ水腫を引き起こしたり、症状を悪化させたりする誘因として、様々な要素が指摘されています。特に重要なのが、ストレス疲労です。

  • ストレス: 精神的なストレスや肉体的な疲労は、自律神経のバランスを崩し、内耳の血行や内リンパ液の循環に影響を与えると考えられています。過労や睡眠不足も同様に、内リンパ水腫の悪化やめまい発作の誘因となる可能性があります。
  • 睡眠不足: 十分な睡眠が取れていないと、体の回復機能が低下し、ストレスや疲労が蓄積しやすくなります。これもメニエール病の症状を悪化させる要因となり得ます。
  • 気圧の変化: 低気圧や飛行機、エレベーターの昇降など、急激な気圧の変化が内耳の圧力に影響を与え、症状を誘発することがあります。
  • 体調不良: 風邪や感染症など、体の免疫力が低下している時にも発作が起こりやすいことがあります。
  • 性格: 几帳面で真面目、完璧主義といった性格傾向を持つ人が、ストレスを溜め込みやすく、メニエール病を発症しやすいという見方もあります。ただし、これはあくまで傾向であり、性格だけで病気になると断定できるものではありません。

これらの誘因は、内リンパ水腫の直接的な原因ではありませんが、水腫を助長したり、症状を悪化させたりする可能性があるため、日頃からストレス管理や十分な休息を心がけることが重要です。

メニエール病の診断方法

メニエール病の診断は、患者さんの症状を詳しく聞き取ることから始まり、様々な検査を組み合わせて総合的に行われます。メニエール病に特異的な検査項目はなく、特徴的な症状の組み合わせ、症状の変動性、そして他の病気を除外することによって診断が確定されます。

問診・診察

医師はまず、患者さんから現在の症状について詳しく聞き取ります。いつから、どのような症状(めまいの種類や持続時間、難聴の程度、耳鳴りの音、耳閉感など)があるか、どのくらいの頻度で起こるか、症状が出やすい状況(ストレス、疲労、気圧の変化など)はあるか、過去の病歴、現在服用中の薬など、様々な情報が診断の重要な手がかりとなります。

また、体のバランスや目の動きなどを診察し、めまいの原因が内耳にあるのか、脳など他の場所にあるのかを見分けるための基本的な検査を行います。

聴力検査

メニエール病の診断において、聴力検査は非常に重要です。メニエール病では難聴が必須の症状であり、そのパターン(特に低い音が聞こえにくい、変動性があるなど)が診断の参考になります。

標準的なオージオグラム(純音聴力検査)に加え、スピーチオージオメトリー(言葉の聞き取り検査)や、内耳の機能の詳細を調べるための追加の聴力検査(例えば、ABR、耳音響放射など)が行われることもあります。症状が変動するため、繰り返し聴力検査を行うこともあります。

平衡機能検査

めまいの原因や種類、程度を調べるために、様々な平衡機能検査が行われます。これらの検査によって、内耳の平衡機能に異常があるかどうか、どちら側の耳に異常があるかなどを評価します。

代表的な検査としては、以下のようなものがあります。

  • 重心動揺計検査: 目を開けた状態、閉じた状態でまっすぐ立っている時の体の揺れを測定し、平衡機能の障害の有無や程度を評価します。
  • 眼振検査: めまいがあると、眼球が involuntarily に動く「眼振(がんしん)」が起こることがあります。眼振の種類や方向、誘発される状況などを調べることで、めまいの原因を特定する手がかりとします。水の温度を変えたものを耳に入れることで眼振を誘発する「温度眼振検査」や、頭位を変えることで眼振を誘発する「頭位眼振検査」などがあります。
  • 前庭誘発筋電位(VEMP): 音刺激に対する耳石器(特に球形嚢)の反応を調べる検査です。メニエール病では異常が見られることがあります。
  • ビデオヘッドインパルステスト(vHIT): 頭の急な動きに対する三半規管の反応を調べる比較的新しい検査です。

画像検査

メニエール病の診断においては、頭部のCT検査やMRI検査が必須というわけではありませんが、他の重篤な病気(脳腫瘍や脳梗塞など)を鑑別するために行われることがあります。

特に、めまい以外の神経症状(手足の麻痺、言葉の障害など)を伴う場合や、めまいが非常に長く続いたり、今までとは明らかに異なる症状が現れたりした場合には、脳の病気の可能性を否定するために画像検査が重要となります。

また、内リンパ水腫自体を画像で直接確認できる特殊なMRI検査も研究段階で行われていますが、現時点では全ての医療機関で実施できるわけではありません。

メニエール病の診断は、これらの様々な検査結果と、患者さんの症状の経過を総合的に判断して行われます。特に、めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感が繰り返し起こり、他の病気が除外されることが診断のポイントとなります。

メニエール病が疑われる場合は専門医へ

ここまで、メニエール病の症状や特徴、セルフチェックについて解説してきましたが、繰り返しお伝えしているように、これらの情報はあくまで参考であり、診断に代わるものではありません。

もし、ご自身の症状がメニエール病のチェックリストに複数当てはまる場合や、めまいや耳の症状が繰り返し起こり日常生活に支障をきたしている場合は、迷わず専門の医療機関を受診してください。

めまいや耳の病気を専門とするのは、主に耳鼻咽喉科です。耳鼻咽喉科では、内耳や聴覚・平衡機能に関する専門的な知識と検査機器が揃っています。

特に、めまいを専門とする医師がいる「めまい外来」や、難聴や耳鳴りを専門とする医師がいる医療機関を受診することをお勧めします。これらの専門医は、詳細な問診、聴力検査、平衡機能検査などを通して、症状の原因を正確に診断し、適切な治療法やアドバイスを提供してくれます。

また、メニエール病はストレスや疲労が深く関わる病気です。症状をコントロールし、発作を予防するためには、薬物療法だけでなく、生活習慣の改善やストレス管理も重要となります。専門医は、これらの点についてもアドバイスをしてくれます。

繰り返しになりますが、自己判断で市販薬を使ったり、症状を放置したりすることは避けてください。 正確な診断に基づいた適切な治療を受けることが、症状の改善と病気の進行を防ぐために最も重要です。

もし、めまい以外の神経症状(手足のしびれ、麻痺、ろれつが回らない、ものが二重に見えるなど)を伴う場合は、脳神経外科や神経内科など、脳の病気を専門とする医療機関を速やかに受診してください。これらの症状は、命にかかわる脳の病気のサインである可能性があります。

まとめ|メニエール病の症状チェックはあくまで目安に

メニエール病は、内耳の内リンパ水腫を原因として、回転性めまい、難聴、耳鳴り、耳閉感が繰り返し起こる病気です。これらの特徴的な症状の組み合わせと、発作を繰り返すパターンがメニエール病を疑うサインとなります。

この記事でご紹介した「メニエール病 症状 チェックリスト」は、ご自身の症状を振り返るためのあくまで目安としてご活用ください。チェックリストに複数当てはまる場合でも、それだけでメニエール病と確定診断することはできません。

めまいや耳の症状は、メニエール病以外にも、良性発作性頭位めまい症、突発性難聴、片頭痛性めまい、前庭神経炎、さらには脳の病気など、様々な原因で起こり得ます。それぞれの病気で症状の特徴や適切な治療法が異なります。

正確な診断と、ご自身の症状に合った適切な治療を受けるためには、必ず耳鼻咽喉科などの専門医を受診することが重要です。症状が出始めたら、いつ、どのような症状が、どのくらいの時間続いたのかなどをメモしておくと、受診時に医師に症状を正確に伝える上で役立ちます。

メニエール病は、早期に適切な診断と治療を受けることで、症状をコントロールし、日常生活への影響を最小限に抑えることが可能です。一人で悩まず、まずは専門医に相談し、不安を解消することから始めましょう。

免責事項: この記事で提供される情報は、一般的な知識を提供するものであり、医学的な診断や治療の代わりとなるものではありません。個々の症状や状況については、必ず医師または資格のある医療専門家にご相談ください。この記事の情報に基づいて行われたいかなる行動についても、筆者および公開元は一切責任を負いません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次