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安全日はいつ?計算だけじゃ危険!妊娠確率と避妊法を解説

「安全日 いつ?」あなたは今、生理周期から妊娠しにくい時期を知りたいと考えているかもしれません。一般的に「安全日」とは、生理周期の中で妊娠する可能性が比較的低いとされる期間を指します。排卵日を避けて性交渉を行えば妊娠しない、と考えられがちですが、この「安全日」という考え方には多くの落とし穴があります。

結論から言うと、生理周期に基づく「安全日」は、妊娠を確実に避けるための避妊法としては不確実であり、推奨できません。この記事では、安全日の計算方法や目安とされる期間、それでも妊娠する可能性とそのリスクについて詳しく解説します。予期せぬ妊娠を避けるために知っておくべき正確な情報と、より確実な避妊方法についてもご紹介します。

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目次

そもそも安全日とは?確実な避妊法ではない理由

「安全日」とは、女性の生理周期において、妊娠する可能性が低いとされる特定の日を指す俗称です。しかし、これは医学的に確立された「確実な避妊期間」ではありません。なぜ安全日は確実な避妊法ではないのでしょうか。その理由を理解することが、予期せぬ妊娠を防ぐために非常に重要です。

安全日という考え方の定義

女性の体は、毎月規則的な生理周期を繰り返しています。この周期の中で最も妊娠しやすい時期は、排卵日の数日前から排卵後にかけての数日間です。これは、排卵された卵子の寿命は約24時間であるのに対し、女性の体内に射精された精子は平均で2~3日、長い場合は1週間程度生き延びる可能性があるためです。

「安全日」という考え方は、この妊娠しやすい時期(危険日)を避ければ妊娠しないだろう、という推測に基づいています。具体的には、排卵日から十分に離れた時期、つまり生理の直後や次の生理の直前を「安全日」と呼ぶことが一般的です。

なぜ安全日は確実ではないのか?

安全日が確実な避妊法ではない最大の理由は、「排卵日を正確に予測することが非常に難しい」という点にあります。人間の体は機械ではないため、生理周期や排卵日は様々な要因で簡単に変動します。

  • 生理周期の変動: ストレス、体調不良、ホルモンバランスの変化、環境の変化など、多くの要因が生理周期に影響を与えます。
    健康な女性であっても、42.5%の人が月経周期長に7日以上の変動が見られたという研究報告もあります [引用: PMID: 16700687]。普段規則的な人でも、突然周期が乱れることは珍しくありません。生理周期がずれると、排卵日も当然ずれてしまいます。
  • 排卵日の特定困難: 基礎体温の測定や排卵検査薬である程度の予測は可能ですが、これも「確実にこの日」と断定できるものではありません。人間の体は機械ではないため、生理周期や排卵日は様々な要因で簡単に変動します。
    特に基礎体温は測定方法や体調で変動しやすく、正確な排卵日を特定するのは専門家でも困難な場合があります。ある研究では、排卵がホルモン的に確認された周期のうち、基礎体温で排卵を示す明確な二相性を示さなかったケースが約20%あったと報告されています [引用: PMID: 1001528]。排卵検査薬も陽性反応が出た日が排卵日とは限りません。
  • 複数の排卵の可能性: まれに、一つの周期中に複数回排卵が起こる(多排卵)こともあります。これも予測を難しくする要因です。
  • 精子の生存期間: 前述の通り、精子は最長で1週間近く女性の体内で生存する可能性があります。たとえ計算上の安全日であっても、その数日後に排卵があれば妊娠するリスクが生じます。
  • 生理中の妊娠: 生理期間中は一般的に妊娠しにくいとされますが、ゼロではありません。特に生理期間が長い人や周期が短い人の場合、生理終盤に排卵が起こり、生理中の性交渉で妊娠に至るケースも報告されています。

これらの理由から、「安全日」という考え方に基づく避妊は、非常に不確実であり、予期せぬ妊娠のリスクが常に伴います。

安全日の計算方法(オギノ式など)

「安全日」の計算には、主に過去の生理周期の記録を利用する「オギノ式」という方法が用いられます。これは、日本の産婦人科医である荻野久作博士が提唱した排卵日予測法を応用したものです。また、「標準日法 (Standard Days method)」と呼ばれる、生理周期が26日から32日の範囲にある場合に適用できる、よりシンプルな方法もあります [引用: ACOG]。しかし、繰り返しになりますが、これらの方法はあくまで予測であり、避妊法としては不確実です。

一般的な計算の仕方(オギノ式・標準日法など)

オギノ式は、過去1年間の生理周期の記録を基に、排卵日と妊娠可能期間を予測します。計算には、最も短い生理周期と最も長い生理周期を使用します。

  1. 排卵日の予測:
    最も短い生理周期の日数 - 18日 = 妊娠しやすい期間の始まり(排卵の可能性がある最初の日)
    最も長い生理周期の日数 - 11日 = 妊娠しやすい期間の終わり(排卵の可能性がある最後の日)

    例えば、最も短い周期が26日、最も長い周期が30日の場合:
    26日 - 18日 = 生理開始日から 8日目
    30日 - 11日 = 生理開始日から 19日目

    この場合、生理開始日から8日目から19日目までが妊娠しやすい期間(危険日)と予測されます。標準日法では、周期が26日から32日の場合、生理開始から8日目から19日目までを最も妊娠しやすい期間としています [引用: ACOG]。

  2. 安全日の目安:
    この妊娠しやすい期間(上記の例では8日目~19日目)を避けた期間が、計算上の「安全日」となります。つまり、生理開始日から8日目より前(生理中を含む)と、19日目より後(次の生理が来るまで)が安全日と見なされます。

    生理開始日 ~ 8日目(厳密には、8日目の前日まで)
    19日目 ~ 次の生理開始まで

    この計算方法には、排卵が次の生理開始日の約14日前に起こるという仮説が基になっていますが、個々の生理周期の長さや変動によって排卵日は大きく異なります。また、精子の生存期間も考慮すると、妊娠しやすい期間は予測される排卵日よりもさらに広がる可能性があります。前述の研究によれば、健康な女性の妊娠しやすい期間(Fertile Phase)がDay 10-17に収まるのはわずか25%に過ぎません [引用: PMID: 16700687]。

生理周期ごとの安全日の目安

生理周期の長さによって、計算上の安全日の目安は変わります。ここでは、一般的な周期を例に目安を示しますが、これはあくまで計算上の目安であり、確実な情報ではないことを強く認識してください。

生理後の安全日について

生理開始日から排卵が予測される日までの期間のうち、特に生理が終わってから排卵予測日までの前半部分を「生理後の安全日」と呼ぶことがあります。

  • 例(周期28日の場合): 排卵日は生理開始から約14日目と予測されます。妊娠しやすい期間は生理開始から約11日目〜18日目あたりとなることが多いです。この場合、生理開始日から10日目頃までが計算上の「生理後の安全日」と見なされやすいです。
  • 注意点: しかし、生理周期が短い人や、何らかの理由で排卵が早まる場合、生理が終わってすぐに排卵が起こる可能性もゼロではありません。また、生理期間が長い場合は、生理中にすでに危険日が始まっているということもあり得ます。そのため、「生理後すぐなら大丈夫」という考え方は非常に危険です。
    精子の寿命を考えると、生理中に性交渉があれば、生理が終わった直後に排卵した場合でも妊娠するリスクがあります。

生理前の安全日について

排卵日から次の生理開始までの期間(黄体期)は、通常約14日間と比較的安定していることが多いです。そのため、排卵が終わった後の期間、特に次の生理開始日の数日前からは「生理前の安全日」と呼ばれることがあります。

  • 例(周期28日の場合): 排卵日は生理開始から約14日目と予測されます。黄体期が約14日間だとすると、生理開始から約15日目以降、次の生理開始日までが計算上の「生理前の安全日」と見なされやすいです。特に、次の生理が始まる数日前は、排卵日から十分に時間が経過しており、排卵された卵子の寿命も尽きているため、計算上は最も妊娠しにくい期間と言えます。
  • 注意点: 黄体期の長さも個人差や体調によって多少変動することがあります。また、排卵日自体がずれていれば、この計算上の「安全日」も当然ずれます。そのため、「生理前なら絶対に妊娠しない」と断言することはできません。
生理周期の長さ(目安) 排卵日の目安(生理開始から) 妊娠しやすい期間の目安(生理開始から) 計算上の安全日の目安(生理開始から)
25日 約11日目 約7日目 ~ 14日目 ~6日目、15日目~次の生理開始まで
28日 約14日目 約11日目 ~ 18日目 ~10日目、19日目~次の生理開始まで
30日 約16日目 約13日目 ~ 20日目 ~12日目、21日目~次の生理開始まで
35日 約21日目 約18日目 ~ 25日目 ~17日目、26日目~次の生理開始まで

※この表はオギノ式に基づく一般的な目安であり、個人の正確な生理周期や体調によって大きく異なります。 これを基にした避妊は不確実です。

このように、安全日の計算方法は存在しますが、その基となる排卵日の予測自体が不安定であるため、計算された「安全日」も不確実なものにしかなりません。

妊娠しにくい時期はいつ?

生理周期全体を通して、妊娠する可能性が他の時期に比べて低いとされる期間は確かに存在します。しかし、繰り返すようですが、これは「妊娠しない」という意味ではありません。

月経期(生理期間中)の妊娠確率

生理期間中は、子宮内膜が剥がれ落ちている状態であり、受精卵が着床しにくい環境です。また、この時期は排卵日からも通常遠いため、一般的に妊娠する確率は低いと考えられています。

しかし、以下の理由から生理中でも妊娠する可能性はゼロではありません。

  • 短い周期の場合: 生理周期が極端に短い人(例:25日未満)や、生理期間が長い人の場合、生理が終わる前に次の排卵が非常に早く起こる可能性があります。
  • 精子の生存期間: 生理期間中に性交渉があった場合、射精された精子が女性の体内で数日間生存し、生理終了直後に起こった排卵によって妊娠に至る可能性があります。

したがって、生理期間中の性交渉でも、確率は低いとはいえ妊娠のリスクは存在します。

生理周期の中で最も妊娠しにくい時期とは

生理周期の中で計算上最も妊娠しにくいとされるのは、次の生理が始まる直前の数日間です。この時期は、すでに排卵が終わり、排卵された卵子の寿命も尽きている可能性が高いからです。黄体期の長さは約14日間と比較的安定しているため、次の生理開始日から逆算して14日以上前の期間は、理論上は排卵が終わっている可能性が高いと言えます。

  • 例: 周期28日の人で、次の生理が28日目に始まると予測される場合、排卵日は約14日目です。この場合、生理開始から20日目以降(次の生理開始の約8日前以降)は、計算上は最も妊娠しにくい期間と見なされます。

ただし、これはあくまで「理論上」「計算上」の話です。生理周期が乱れたり、排卵が遅れたりする可能性を考慮すると、この期間であっても絶対に妊娠しないとは言えません。ごくまれに、黄体期の長さが変動することもあります。

重要なのは、「妊娠しにくい時期」≠「妊娠しない時期」であるということです。予期せぬ妊娠を避けたいのであれば、このような不確実な時期に頼るべきではありません。

安全日でも妊娠する確率とリスク

「安全日」と計算された期間であっても妊娠する可能性は十分にあります。これを避妊目的とする行為は、非常にリスクが高いと言えます。

安全日計算の限界

安全日計算、特にオギノ式や標準日法のような受胎調節法 (Fertility Awareness-Based Methods: FABMs) は、過去の生理周期データや身体の兆候に基づいた単なる統計的な予測です。個々の周期における排卵日の正確な予測はできません。

ある機関によれば、これらの受胎調節法を避妊目的で使用した場合、1年間で100人中1~5人が妊娠する(理想的な使用)とされています。しかし、典型的な使用では、100人中12~24人が妊娠に至る可能性があると報告されています [引用: ACOG]。これは、安全日計算が避妊法としていかに不確実であるかを示しています。

  • 排卵の予測不能性: 前述の通り、排卵日はストレスや体調など様々な要因で簡単にずれます。計算上は排卵が終わっているはずの時期に排卵が起こったり、まだ排卵が始まっていないはずの時期に排卵が起こったりする可能性があります。
  • 精子の生存期間: 精子は女性の体内で最大1週間程度生き延びることができます。たとえ性交渉の時点では計算上の安全日であっても、その数日後に予期せぬ排卵があれば妊娠するリスクが生じます。
  • 不正出血と排卵: 不正出血を生理と勘違いしてしまい、排卵日の計算が狂ってしまう可能性もあります。

これらの限界から、「安全日」はあくまで「計算上の目安」であり、妊娠を確実に防ぐ根拠にはなりません。

安全日を避妊目的とする場合の注意点

安全日を避妊目的として性交渉を行うことは、予期せぬ妊娠につながる非常にリスクの高い行為です。

  • 高まる妊娠リスク: 特に生理周期が不安定な人、正確な記録をつけていない人、基礎体温の変動が大きい人などは、計算上の安全日もさらに不確実になります。排卵日の予測が少しでもずれれば、簡単に妊娠しやすい時期と重なってしまいます。
  • 精神的な負担: 「安全日だから大丈夫だろうか…」という不安は、性交渉の度に精神的な負担となります。予期せぬ妊娠が発覚した際には、さらに大きな精神的・物理的な負担が生じます。
  • 確実な避妊法がある: 医学的に証明され、避妊率が高い確実な避妊方法が他にも存在します。リスクの高い安全日計算に頼る必要はありません。

予期せぬ妊娠を絶対に避けたい、あるいは計画外の妊娠のリスクを可能な限り減らしたいのであれば、安全日を避妊法として用いるべきではありません。これはギャンブルのようなものであり、高い確率で裏切られる可能性があります。

安全日計算に役立つツールやアプリ

最近では、生理日予測アプリや基礎体温記録アプリなど、安全日や危険日の計算をサポートする様々なツールがあります。これらのツールは、過去の生理周期データや毎日の基礎体温を入力することで、次の生理予定日や排卵予定日、妊娠しやすい期間などを予測してくれます。

  • 生理日予測アプリ: 過去の生理開始日を入力するだけで、次の生理予定日や排卵予定日、妊娠しやすい期間を自動で計算してくれます。カレンダー形式で表示されるため、視覚的に分かりやすいのが特徴です。
  • 基礎体温記録アプリ: 毎日の基礎体温を入力することで、体温の変化から排卵日をグラフで示してくれます。排卵後には体温が上昇する(高温期になる)ため、グラフを見ることで排卵があったかどうかを推測できます。

ツールの利用上の注意点:

これらのツールは、安全日や危険日の目安を知る上で便利ですが、ツールが出す予測もあくまで過去のデータや基礎体温に基づく「予測」にすぎません。 特に生理周期が不安定な場合、予測の精度はさらに低下します。ある研究では、多くの生理予測アプリがエビデンスに基づいた受胎調節法を採用しておらず、避妊目的での使用に注意喚起や免責事項を付けていることが報告されています [引用: JabFM]。アプリが独自のアルゴリズムを使用している場合、その有効性は十分に評価されていません [引用: JabFM]。

ツールが示す「安全日」だからといって、絶対に妊娠しないわけではありません。これらのツールは、自身の体の周期を把握するための補助として利用し、避妊目的で依存することは避けるべきです。必ず、より確実な避妊法と併用するか、確実な避妊法のみを選択するようにしましょう。

確実な避妊方法について(安全日以外)

予期せぬ妊娠を避けるためには、「安全日」計算のような不確実な方法ではなく、医学的に有効性が証明された避妊方法を選択することが重要です。いくつかの確実な避妊方法を以下にご紹介します。

避妊方法 メリット デメリット 避妊率(典型的使用) 避妊率(理想的使用)
低用量ピル(OC/LEP) 毎日決まった時間に服用することで高い避妊効果が得られる。生理痛の緩和、月経前症候群(PMS)の軽減、ニキビ改善など副効用も多い。 毎日服用する必要がある。飲み忘れで避妊効果が低下する。一部の女性には適さない場合がある(血栓症のリスクなど)。医師の処方が必要。 約91% 約99.7%
IUS/IUD(子宮内避妊器具) 一度装着すれば数年間(3~5年または5~10年)避妊効果が持続する。ホルモンを放出するものとしないものがある。 装着・抜去に医療機関での処置が必要。装着時に痛みを伴う場合がある。生理痛や出血が増える可能性がある(ホルモンなしの場合)。 約99.2~99.9% 99.2~99.9%
コンドーム 性感染症の予防にも有効。入手しやすい。副作用がない。性交渉の直前に使用できる。 正しく使用しないと避妊効果が低下する(破れる、外れるなど)。避妊率は他の方法に比べてやや低い。パートナーの協力が必要。 約82% 約98%
避妊インプラント 一度挿入すれば数年間(通常3年)避妊効果が持続する。腕の皮膚の下に挿入する小さな棒状の器具。 挿入・抜去に医療機関での処置が必要。挿入部に内出血や痛みを伴うことがある。生理不順や不正出血が起こる可能性がある。 99.9%以上 99.9%以上
避妊注射 数ヶ月に一度(通常3ヶ月に一度)の注射で避妊効果が得られる。毎日服用する手間がない。 定期的な通院が必要。不正出血や体重増加、骨密度低下のリスクなどが報告されている。 約94% 99.8%
卵管結紮術(女性)/精管切除術(男性) 非常に高い避妊効果が得られる。将来的に子どもを持つことを望まない場合に選択される。 基本的に元に戻せない非可逆的な方法。手術が必要。 99.5~99.9% 99.8%以上

※避妊率の「典型的使用」は一般的な使い方をした場合の平均的な成功率、「理想的使用」はすべてを完璧にこなした場合の理論上の成功率を示します。実際の避妊率は個人の使用状況によって変動します。

この中でも、低用量ピル(OC/LEP)やIUS/IUD、避妊インプラント、避妊注射などのホルモン避妊法や長期的な避妊法は、非常に高い避妊効果が期待でき、正しく使用すれば安全日計算とは比較にならないほど確実です。

予期せぬ妊娠を確実に避けたい場合は、産婦人科医に相談し、自身の体質やライフスタイルに合った最も適切な避妊方法を選択することが強く推奨されます。医師は、各避妊法のメリット・デメリット、注意点、副作用などを詳しく説明し、最適な方法を提案してくれます。

安全日についてよくある質問

「安全日 いつ」に関して、多くの人が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。これらの回答からも、「安全日」に頼ることの不確実性を理解していただければ幸いです。

生理から何日が安全日?

「生理開始から何日目が安全日」という絶対的な日数はありません。安全日は生理周期における排卵日との関連で計算されるため、個々の生理周期の長さや変動によって異なります。

オギノ式に基づく一般的な計算では、最も短い生理周期から18日を引いた日数より前、および最も長い生理周期から11日を引いた日数より後が「計算上の安全日」とされます。標準日法では、周期が26日から32日の場合、生理開始から8日目より前と20日目以降が計算上の安全日となります [引用: ACOG]。

例えば、周期が28日の人の場合、生理開始から約10日目までと、約19日目から次の生理開始までが計算上の安全日とされることが多いです。しかし、これはあくまで目安であり、確実な安全日ではありません。

一番妊娠しにくい時期はいつですか?

生理周期の中で「計算上」、最も妊娠しにくいとされるのは、次の生理が始まる直前の数日間です。この時期は排卵日から最も時間が経っており、排卵された卵子の寿命も尽きている可能性が高いからです。

しかし、生理周期の変動や排卵の遅れなどを考慮すると、この期間でも絶対に妊娠しないわけではありません。生理中でも確率は低いですが妊娠リスクはゼロではありません。最も妊娠しにくい時期を特定することは難しく、それを基にした避妊は推奨されません。

生理後の安全日はいつですか?

生理後の安全日とは、生理が終わってから排卵が起こるまでの期間のうち、比較的早い時期を指します。計算上は、生理開始日から排卵予測日までの期間の前半部分がこれに当たります。

例えば、周期28日の人の場合、生理開始から約10日目までが計算上の生理後の安全日と見なされやすいです。しかし、生理周期が短い人や排卵が早まる人、精子の寿命などを考慮すると、生理が終わってすぐに性交渉をしても妊娠するリスクは十分にあります。

生理から何日目が危険日ですか?

生理周期の中で最も妊娠しやすい時期(危険日)は、排卵日の数日前から排卵後にかけての期間です。排卵日は次の生理開始日の約14日前に起こることが多いという仮説に基づき、オギノ式では最も短い生理周期から18日を引いた日から、最も長い生理周期から11日を引いた日までを危険日と予測します。標準日法では、周期が26日から32日の場合、生理開始から8日目から19日目までが最も妊娠しやすい期間とされます [引用: ACOG]。

例えば、周期が28日の人の場合、生理開始から約11日目から18日目までが危険日と予測されることが多いです。しかし、これはあくまで予測であり、実際の排卵日は個人差や体調によって大きく変動します [引用: PMID: 16700687]。

特に精子の生存期間を考慮すると、妊娠しやすい期間はさらに広がる可能性があります。

これらの質問への回答からもわかるように、「安全日」や「危険日」の計算はあくまで目安であり、正確な避妊には繋がりません。予期せぬ妊娠を避けるためには、これらの計算に頼るのではなく、医学的に証明された確実な避妊方法を選ぶことが不可欠です。

【まとめ】安全日計算は不確実!確実な避妊は医師に相談を

この記事では、「安全日 いつ」という疑問に対して、安全日の考え方、計算方法、そしてそれがなぜ確実な避妊法ではないのかを詳しく解説しました。

「安全日」とは、生理周期の中で妊娠する可能性が比較的低いとされる期間を指す俗称ですが、排卵日の正確な特定が難しいこと(基礎体温の限界 [引用: PMID: 1001528] など)や、生理周期が様々な要因で変動すること(変動が大きい人もいる [引用: PMID: 16700687])、精子が体内で長く生き延びる可能性があることから、安全日を避妊目的として頼ることは非常に不確実であり、予期せぬ妊娠のリスクが常に伴います。

オギノ式や標準日法 [引用: ACOG] などの計算方法によって安全日の目安を知ることは可能ですが、これはあくまで過去のデータに基づく予測であり、実際の排卵日を保証するものではありません。生理予測アプリなども同様に予測の域を出ず、避妊目的での使用には注意が必要です [引用: JabFM]。

予期せぬ妊娠を確実に避けたいのであれば、安全日計算のような不確実な方法に頼るべきではありません。典型的な使用では妊娠率が高くなる [引用: ACOG] ことからも、そのリスクは明らかです。低用量ピル、IUS/IUD、コンドームの正しい使用など、医学的に有効性が証明された避妊方法を選択することが最も重要です。

確実な避妊について知りたい、自身に合った避妊方法を見つけたいという方は、ぜひ産婦人科医にご相談ください。医師は、あなたの体質やライフスタイルに合わせて最適な避妊方法を提案し、正しい使用方法や注意点について詳しく説明してくれます。

予期せぬ妊娠を防ぎ、安心して性交渉を持つためにも、「安全日」という曖昧な情報に惑わされず、信頼できる医療機関で専門家のアドバイスを受けるようにしましょう。


免責事項:この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的なアドバイスではありません。個人の健康状態や状況に関しては、必ず医師や専門家にご相談ください。この記事の情報に基づいて行った行為に関する責任は負いかねます。

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