「生理が来ない…もしかして妊娠?」と不安に思っている方の中には、「妊娠検査薬は陰性だったのに、なぜか生理が来ない」「最近、生理周期が安定しない」といったお悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
生理が来ない原因は、妊娠だけではありません。
様々な要因が影響し、生理周期が乱れることがあります。
この記事では、「生理来ない 妊娠以外」で考えられる主な原因を、ストレスや生活習慣から病気の可能性まで詳しく解説します。
また、いつ病院に行くべきか、自分でできるケアにはどのようなものがあるのかについてもご紹介します。
生理が来ないことへの不安を解消し、ご自身の体の状態を知るための一歩として、ぜひ最後までお読みください。
まず確認!妊娠の可能性がないか(妊娠検査薬が陰性の場合も)
妊娠以外で生理が来ない原因を考える前に、まず妊娠の可能性がないかをしっかりと確認することが重要です。
生理が遅れている場合、最も多い原因は妊娠です。
最後に性交渉があった日から3週間程度経過しているか、生理予定日から1週間以上経過している場合は、妊娠検査薬で確認してみましょう。
妊娠検査薬は尿中のhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンに反応して陽性・陰性を示します。
このhCGホルモンは、受精卵が子宮に着床した後に作られ始めるホルモンです。
精度は非常に高いですが、正しく判定するためには、適切な時期に使用する必要があります。
一般的には生理予定日の1週間後から検査可能とされていますが、製品によって感度が異なるため、説明書をよく読んでから使用してください。
ただし、妊娠検査薬が陰性だったとしても、完全に妊娠の可能性がゼロとは言い切れないケースも存在します。
例えば、検査時期が早すぎた場合や、hCGホルモンの分泌がゆっくりな場合、検査薬の不良などが考えられます。
また、子宮外妊娠など、通常の妊娠とは異なる場合も検査薬の反応が弱かったり、陰性となることがあります。
もし、妊娠検査薬が陰性であっても生理が来ず、妊娠の可能性が少しでもある、または不安が強い場合は、必ず婦人科を受診し、医師による診断を受けるようにしましょう。
経腟超音波検査や血液検査など、より確実な方法で妊娠の有無を確認することができます。
医師の診察を受けることで、妊娠しているかどうかの診断だけでなく、妊娠以外で生理が来ない原因についても相談することができます。
妊娠以外で生理が来ない・遅れる主な原因
妊娠以外で生理が来ない・遅れる原因は多岐にわたります。
私たちの体は非常にデリケートであり、様々な外部要因や体内環境の変化が生理周期に影響を与える可能性があります。
ここでは、妊娠以外で生理が来ない場合に考えられる主な原因について詳しく解説します。
生理周期は、脳の視床下部、下垂体、そして卵巣が連携して分泌するホルモンのバランスによってコントロールされています。
このいずれかの機能に乱れが生じると、排卵がうまくいかなかったり、子宮内膜が十分に厚くならなかったりして、生理が遅れたり、来なくなったりします。
以下に、妊娠以外で生理が来ない代表的な原因を9つ挙げ、それぞれについて掘り下げて説明します。
ストレスや過度の心労が原因の場合
私たちの心と体は密接につながっています。
特に生理周期は、心の影響を受けやすい機能の一つです。
過度なストレスや精神的な負担は、脳の視床下部という、生理周期をコントロールする司令塔に影響を与えます。
視床下部は、下垂体を通じて卵巣に排卵を促すホルモン分泌の指示を出していますが、強いストレスがかかると、この指示がうまく伝わらなくなってしまうことがあります。
例えば、仕事での大きなプレッシャー、人間関係の悩み、大切な人との別れ、環境の変化など、心に大きな負荷がかかる出来事があった後に生理が遅れるという経験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
これは、ストレスによって脳からのホルモン分泌の指令が抑制され、卵巣からの女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)の分泌が低下するためです。
結果として、排卵が遅れたり止まったりし、生理が来なくなってしまうのです。
一時的な軽いストレスであれば、生理が数日遅れる程度で済むことが多いですが、慢性的で強いストレスにさらされている場合や、大きな精神的なショックを受けた場合は、数ヶ月にわたって生理が止まってしまう(無月経となる)こともあります。
ストレスが原因と思われる場合、まずはご自身のストレスレベルを把握し、できる範囲でストレスの原因を取り除く、あるいは解消する方法を見つけることが大切です。
リラクゼーションを取り入れたり、趣味に没頭したり、信頼できる人に話を聞いてもらうなど、ご自身に合った方法で心のケアを心がけましょう。
ただし、ストレスが長期化したり、心身に不調が現れている場合は、専門家(心療内科や精神科、婦人科)に相談することも検討してください。
無理なダイエットや急激な体重の変化
体重の急激な増減、特に極端な食事制限による無理なダイエットは、生理が来なくなる原因として非常に多く見られます。
体脂肪率は、女性ホルモンのバランスと密接に関わっています。
女性ホルモンは、体脂肪が一定量ないと正常に分泌されにくい性質があるため、体脂肪率が急激に低下したり、極端に少なくなったりすると、脳は「今は妊娠・出産に適した環境ではない」と判断し、排卵や生理をストップさせてしまいます。
具体的には、短期間に体重が大幅に減少した場合(目安として、1ヶ月に体重の5%以上の減少など)、必要なエネルギーや栄養素が不足し、体は飢餓状態に近いと認識します。
このような状態では、生殖機能を維持するためのエネルギーが不足すると判断され、生命維持に必要な他の機能に優先的にエネルギーが回されるため、生理機能が抑制されるのです。
また、単に体重が減るだけでなく、特定の栄養素が不足することも生理不順の原因となります。
例えば、脂質を極端に制限するダイエットは、女性ホルモンの材料となるコレステロールの摂取が減るため、ホルモン合成に影響を与える可能性があります。
鉄分不足による貧血も、体全体の機能低下を招き、生理周期の乱れにつながることがあります。
一方で、急激な体重増加も生理周期に影響を与えることがあります。
過体重や肥満は、ホルモンバランスの乱れ(例えば、多嚢胞性卵巣症候群のリスク上昇)に関連することが知られています。
健康的な生理周期を維持するためには、無理なダイエットは避け、バランスの取れた食事を心がけ、適正な体重を維持することが大切です。
もしダイエットによって生理が来なくなってしまった場合は、ダイエットを中断し、元の健康的な食生活に戻すことで、生理が回復することが多いですが、改善が見られない場合は専門家(医師や管理栄養士)に相談しましょう。
過剰な運動による生理不順
適度な運動は健康維持に良い影響を与えますが、過剰な運動、特に競技レベルのアスリートや、短期間に集中的に行うハードなトレーニングは、生理不順や無月経を引き起こすことがあります。「アスリートの無月経」と呼ばれる状態です。
過剰な運動は、体に大きな物理的ストレスを与え、エネルギー消費を著しく増加させます。
体が消費するエネルギーに対して、摂取するカロリーが明らかに不足している「利用可能なエネルギー不足」の状態になると、体は「今は生殖活動を行う時期ではない」と判断し、生理をストップさせてしまいます。
これは、無理なダイエットと同様に、体がエネルギー不足を感じた際の防御反応の一つです。
また、激しい運動は、ストレスホルモン(コルチゾールなど)の分泌を増加させることもあります。
これらのストレスホルモンは、女性ホルモンの分泌を抑制する働きがあるため、生理周期の乱れにつながります。
さらに、過剰な運動によって体脂肪率が極端に低下することも、生理が来なくなる原因の一つです。
体脂肪率が低すぎると、女性ホルモンの材料が不足し、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
過剰な運動による生理不順は、単に生理が来ないというだけでなく、女性ホルモン不足による骨密度の低下(将来の骨粗しょう症のリスク増大)や、貧血、疲労骨折などの健康問題を引き起こす可能性があります。
運動習慣を見直す際には、無理のない範囲で行うこと、運動量に見合った十分なエネルギーと栄養を摂取することが重要です。
もし運動によって生理が来なくなってしまった場合は、運動量を調整したり、食事内容を見直したりすることで改善が見られることがあります。
症状が続く場合は、専門家(スポーツ医学に詳しい医師や婦人科医)に相談し、適切なアドバイスを受けることが大切です。
不規則な生活習慣や睡眠不足
私たちの体には、約24時間の周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっています。
この体内時計は、睡眠と覚醒、体温、ホルモン分泌など、様々な生理機能を調整しています。
規則正しい生活習慣、特に決まった時間に寝て起きるというリズムは、体内時計を正常に保ち、ホルモンバランスを整えるために非常に重要です。
しかし、夜更かし、昼夜逆転の生活、シフトワークなどによる不規則な生活、そして慢性的な睡眠不足は、この体内時計を乱してしまいます。
体内時計の乱れは、女性ホルモンを含む様々なホルモンの分泌リズムに影響を与え、生理周期の乱れにつながることがあります。
特に、睡眠中に分泌される成長ホルモンやメラトニンといったホルモンは、女性ホルモンの分泌とも関連が深いとされています。
睡眠不足はこれらのホルモンの分泌を低下させ、間接的に生理周期に影響を与える可能性があります。
また、生活リズムが崩れると、ストレスを感じやすくなったり、食生活が乱れたりすることも多く、これらの要因も複合的に作用して生理不順を引き起こすことがあります。
生理周期を整えるためには、できるだけ毎日同じ時間に寝て起きる、休日も平日と同じような時間に起きる、寝る前にカフェインやアルコールを控える、寝室環境を整えるなど、規則正しい生活と十分な睡眠を心がけることが推奨されます。
難しい場合でも、まずは「毎日同じ時間に朝ごはんを食べる」など、何か一つでも規則的な習慣を取り入れることから始めてみるのも良いでしょう。
環境の変化が生理に影響することも
一見、生理とは直接関係なさそうに思える環境の変化も、生理周期に影響を与えることがあります。
例えば、引越し、転職、入学、卒業、長期の旅行など、生活環境が大きく変わることは、知らず知らずのうちに体にストレスを与えている場合があります。
新しい環境への適応にはエネルギーを使い、精神的な緊張を伴うことがあります。
これが、前述したストレスとして体に作用し、ホルモンバランスを乱して生理が遅れる原因となることがあります。
特に、気候や食事、生活リズムなどが大きく変わる海外への渡航後に生理が遅れるといった経験も、環境の変化が生理に影響する典型的な例です。
時差ボケも体内時計を乱し、生理周期に影響を与える可能性があります。
また、あまり知られていませんが、気圧の変化や気温の変化といった気候変動も、体の自律神経系に影響を与え、間接的にホルモンバランスや生理周期に影響を与える可能性が指摘されています。
環境の変化による生理の遅れは、多くの場合、体が新しい環境に慣れてくれば自然に回復することがほとんどです。
しかし、環境の変化が長期にわたるストレスとなっている場合や、生理不順が続く場合は、他の原因も考えられるため、専門家への相談を検討しましょう。
ご自身の心と体の変化に気づき、無理なく新しい環境に適応していくことが大切です。
その他の婦人科系の病気の可能性
生理が来ない・遅れる原因として、ストレスや生活習慣だけでなく、婦人科系の病気が隠れている可能性も考えられます。
これらの病気は、ホルモンバランスを崩したり、卵巣や子宮の機能に影響を与えたりすることで、生理周期の異常を引き起こします。
妊娠以外で生理が来ない場合に可能性のある代表的な病気には、以下のようなものがあります。
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS): 卵巣に小さな卵胞がたくさんできてしまい、排卵がスムーズに行われない状態です。
生理不順や無月経のほか、男性ホルモンが増加してニキビや多毛が見られることがあります。
不妊の原因の一つともなり得ます。 - 高プロラクチン血症: 脳下垂体から分泌されるプロラクチンというホルモンが過剰になる状態です。
プロラクチンは授乳期に分泌され、排卵を抑制する働きがあるため、これが過剰になると排卵が止まり、無月経や生理不順を引き起こします。
また、乳汁が出ることもあります。 - 黄体機能不全: 排卵後の黄体から分泌されるプロゲステロンというホルモンの量が不足している状態です。
プロゲステロンは子宮内膜を厚く保ち、妊娠を維持する働きがありますが、これが不足すると子宮内膜が十分に成熟せず、生理が遅れたり、着床しにくくなったりします。 - 早発卵巣機能不全(早期閉経): 通常の閉経よりもかなり早い年齢(40歳未満)で卵巣の機能が低下し、排卵や女性ホルモンの分泌がほとんどなくなる状態です。
無月経や生理不順に加え、ホットフラッシュなどの更年期のような症状が現れることがあります。 - 子宮の異常: 稀ですが、子宮の発育不全や形態異常など、子宮自体に問題があるために生理が来ない(原発性無月経)ケースもあります。
これらの病気は、自己判断で診断することはできません。
生理が長期間来ない場合や、他の症状(不正出血、腹痛、体重の変化、ニキビ、多毛、乳汁分泌など)を伴う場合は、これらの病気の可能性も考慮し、速やかに婦人科を受診することが重要です。
適切な検査を受けることで正確な診断がつき、病気が原因であれば適切な治療を受けることができます。
薬剤の副作用による生理遅延
現在服用している薬の副作用として、生理周期が乱れたり、生理が遅れたりすることがあります。
様々な種類の薬剤が生理周期に影響を与える可能性があり、特に女性ホルモンのバランスに関わる薬や、脳神経系に作用する薬は注意が必要です。
例えば、以下のような薬剤が生理不順の原因となることがあります。
- 向精神薬・抗うつ薬: 精神的な症状を和らげるために使用される薬の中には、脳下垂体からのホルモン分泌に影響を与え、プロラクチンなどのホルモンバランスを崩すものがあります。
- 血圧を下げる薬の一部
- 胃腸薬の一部
- ステロイド薬
- 抗がん剤
- 一部の鎮痛剤
また、低用量ピルを服用している方が休薬期間中に生理(消退出血)が来ない、あるいはいつもと様子が違うといった場合も、薬との関連が考えられます。
緊急避妊ピル(アフターピル)を服用した場合も、服用後数日〜数週間で出血があることが一般的ですが、その後の生理周期が一時的に乱れることがあります。
現在、何らかの病気で治療を受けており、生理が遅れている場合は、服用している薬の副作用である可能性も考慮し、必ず医師に相談してください。
自己判断で薬の服用を中止したり、量を変更したりすることは危険です。
医師に相談することで、薬の変更や調整、あるいは生理不順に対する別の対処法についてアドバイスを受けることができます。
お薬手帳など、現在服用している薬がわかるものを持って受診するとスムーズです。
更年期や閉経によるもの
女性のライフステージにおいて、生理周期は年齢とともに変化していきます。
40代半ばから50代前半にかけて訪れる更年期は、卵巣の機能が徐々に低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が大きく変動する時期です。
このホルモンバランスの乱れにより、生理周期が短くなったり長くなったり、出血量が減ったり増えたりと不規則になりがちです。
そして、最終的に生理が永久に停止する「閉経」を迎えます。
閉経は、一般的に12ヶ月間(1年間)生理が来ない状態が続いた場合に、過去にさかのぼって診断されます。
日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差があり、40代後半で閉経を迎える方もいれば、50代後半まで生理がある方もいます。
もし、ご自身の年齢が40代後半以降で、生理が遅れている、あるいは周期が乱れてきたと感じる場合は、更年期の始まりや閉経が近づいていることが原因として考えられます。
更年期には生理不順以外にも、ホットフラッシュ(ほてり)、大量の汗、動悸、肩こり、疲労感、イライラ、憂鬱感など、様々な心身の不調(更年期症状)が現れることがあります。
ただし、同じ年齢層であっても、生理不順や無月経の原因が更年期だけとは限りません。
前述した他の病気が原因となっている可能性もゼロではありません。
自己判断せず、特に他の不調も伴う場合は、一度婦人科を受診して相談してみることをお勧めします。
ホルモン検査などで現在の体の状態を確認し、必要に応じて症状を緩和するための治療法(ホルモン補充療法など)について医師と話し合うことができます。
妊娠以外の生理が来ない状態「無月経」とは?
生理が長期間来ない状態は「無月経」と呼ばれます。
無月経は、単なる生理の遅れとは異なり、より注意が必要な状態です。
無月経には主に二つのタイプがあります。
3ヶ月以上生理が来ない継発性無月経
「継発性無月経(けいはつせいむげっけい)」は、過去に生理があった方が、3ヶ月以上生理が来ない状態を指します。
一般的な生理不順とは異なり、生理が完全に止まってしまっている状態です。
継発性無月経の最も一般的な原因は、前述したようなストレス、無理なダイエット、過剰な運動、不規則な生活習慣など、ホルモンバランスを乱す生活習慣に関連するものです。
これらは脳の視床下部や下垂体からのホルモン分泌を抑制し、排卵が止まってしまうことで起こります。
また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン血症、早発卵巣機能不全(早期閉経)といった病気も、継発性無月経の原因となります。
これらの病気は、卵巣や下垂体などの機能自体に問題があるため、専門的な治療が必要となる場合があります。
継発性無月経を放置すると、前述したように骨密度の低下や不妊のリスク、子宮体がんのリスク上昇といった健康上の問題を引き起こす可能性があります。
3ヶ月以上生理が来ていない場合は、速やかに婦人科を受診し、原因を特定するための検査と、必要に応じた治療を受けることが非常に重要です。
18歳までに生理が来ない原発性無月経
「原発性無月経(げんぱつせいむげっけい)」は、18歳になっても一度も生理が来たことがない状態を指します。(ただし、最近では15〜16歳を目安とする場合もあります)。
これは、思春期になっても女性らしい体の変化(乳房の発達や陰毛・腋毛の発生など)が見られない場合や、他の同年齢の女性と比較して体の発達が遅れている場合に気づかれることが多いです。
原発性無月経の原因は様々ですが、染色体異常や先天的な生殖器官(卵巣、子宮、膣など)の発育異常、脳の視床下部や下垂体の機能障害などが考えられます。
これらは比較的稀なケースですが、放置すると身長の伸びの停止(骨端線の閉鎖)や、長期的なホルモン不足による健康問題(骨密度の低下など)につながる可能性があるため、早期の診断と適切な対応が必要です。
もし、ご自身の年齢が18歳に近く、まだ一度も生理が来ていない、あるいは体の発達に不安がある場合は、必ず一度婦人科や小児科、内分泌科などの専門医に相談してください。
問診や診察、ホルモン検査、画像検査などによって原因を特定し、必要に応じた治療や経過観察が行われます。
生理が来ない時、いつ病院に行くべき?(受診目安)
生理が遅れると、「もう少し様子を見ようか」「でも、もしかして何か病気かも…」と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
いつ病院に行くべきかの目安を知っておくことは、不要な心配を減らし、もし何か問題があった場合に早期に対応するために役立ちます。
以下の目安を参考に、ご自身の状況と照らし合わせて、受診を検討してみてください。
生理予定日から1週間〜2週間以上遅れたら
一般的に、生理周期は25日から38日の範囲であれば正常とされています。
多少のずれは誰にでもありますが、生理予定日から1週間から2週間以上遅れている場合は、まずは妊娠の可能性を考え、妊娠検査薬を使用してみましょう。
妊娠検査薬が陰性であっても、生理が2週間以上遅れている場合は、一度婦人科に相談してみることをお勧めします。
特に、普段の生理周期が比較的安定している方にとっては、これだけ遅れるのは何らかのサインかもしれません。
ストレスや一時的な体調不良が原因であることも多いですが、原因が分からず不安な状態が続くのは精神的にも良くありません。
医師に相談することで、安心感を得られることも多いです。
普段の生理周期と比べて明らかな異常
普段は生理周期が安定しているのに、今回はいつもより大幅に遅れている、あるいは周期が急に不規則になったという場合も、受診を検討する目安となります。
例えば、いつもは28日周期で正確に来ているのに、今回に限って40日以上経っても来ない、といったケースです。
普段と違う体のサインに気づくことは大切です。
いつもと違う「明らかな異常」を感じた場合は、念のため医療機関に相談してみるのが良いでしょう。
原因が明確になれば、適切な対処法が見つかります。
2ヶ月以上生理が来ない(無月経状態)
生理が2ヶ月以上来ていない場合は、無月経の状態にあたります(正確には3ヶ月以上ですが、2ヶ月以上来ていない時点で受診を検討することが推奨されます)。
この状態を放置すると、前述したような健康上のリスク(骨密度の低下や将来的な不妊、子宮体がんのリスク上昇など)が高まる可能性があります。
無月経は、単なる一時的な生理の遅れではなく、体のホルモンバランスに何らかの異常が起きているサインであることが多いです。
原因はストレス、生活習慣、病気など多岐にわたるため、必ず婦人科を受診し、原因を特定するための検査を受けるようにしましょう。
早期に適切な治療を開始することが、将来の健康を守る上で非常に重要です。
不正出血や腹痛など他の症状がある場合
生理の遅れに加えて、以下のような他の症状を伴う場合は、早めに婦人科を受診することをお勧めします。
- 不正出血: 生理ではない時期に出血がある
- 強い腹痛や腰痛
- 吐き気や嘔吐
- 急激な体重の変化(増加または減少)
- 異常な多毛やニキビ
- 乳汁分泌
- 顔や体がむくむ
- 強い疲労感やだるさ
- ホットフラッシュ(ほてり)や発汗
これらの症状は、生理不順の原因となっている underlying disease(基礎疾患、つまり根本的な病気)を示唆している可能性があります。
特に、不正出血は様々な婦人科疾患のサインとなりうるため、生理の遅れとともに見られる場合は、迷わず医療機関に相談しましょう。
受診をためらってしまう方もいるかもしれませんが、早期発見・早期治療が重要な病気も存在します。
まずは気軽に相談できる婦人科を見つけておくことも大切です。
生理が来ない状態を放置するリスク
「そのうち来るだろう」「忙しいから病院に行く暇がない」と考えて、生理が長期間来ない状態(特に無月経)を放置してしまう方もいるかもしれません。
しかし、無月経の状態は単に生理がないというだけでなく、体のホルモンバランスが崩れているサインであり、放置すると様々な健康上のリスクを伴います。
骨密度が低下する可能性
生理が止まるということは、卵巣からの女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌が低下している状態であることが多いです。
エストロゲンは、女性の骨密度を維持するために非常に重要な働きをしています。
エストロゲンの分泌が長期にわたって低下すると、骨からカルシウムが溶け出しやすくなり、骨密度が低下してしまいます。
特に若い女性の場合、無月経の状態が長く続くと、本来であれば骨量がピークに達する時期に十分な骨量が獲得できず、将来的に骨粗しょう症になるリスクが大幅に上昇します。
骨粗しょう症になると、ちょっとした転倒でも骨折しやすくなり、生活の質を著しく低下させる可能性があります。
骨密度の低下は自覚症状がないまま進行するため、生理が長期間来ていない場合は、たとえ他の自覚症状がなくても、将来の健康のために専門家へ相談することが重要です。
将来的な不妊のリスク
生理周期は排卵と密接に関わっています。
生理が来ないということは、多くの場合、排卵が起きていない、あるいは非常に不規則になっている状態です。
排卵がないと妊娠することはできません。
生理不順や無月経の原因が、一時的なストレスや生活習慣によるものであれば、これらを改善することで排卵が再開し、生理も回復することが期待できます。
しかし、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン血症、早発卵巣機能不全(早期閉経)など、病気が原因で無月経になっている場合は、放置すると卵巣の機能がさらに低下したり、状態が悪化したりして、将来的に妊娠を希望した際に不妊治療が必要になったり、治療が難しくなったりする可能性があります。
特に、将来子どもを持ちたいと考えている場合は、無月経の状態を放置せず、早めに原因を特定し、必要に応じて治療を開始することが、生殖能力を維持するために非常に重要です。
子宮体がんの発症リスク上昇
無月経の状態、特に排卵が長期間停止している状態は、子宮体がんのリスクを上昇させる可能性があります。
生理周期が正常な場合、排卵後に分泌されるプロゲステロンというホルモンが、エストロゲンによって厚くなった子宮内膜を剥がれやすくし、生理として体外に排出します。
これにより、子宮内膜がリセットされ、過剰に増殖するのを防いでいます。
しかし、無月経で排卵がない状態が続くと、エストロゲンだけが子宮内膜に働きかけ続け、内膜がどんどん厚くなり(子宮内膜増殖症)、異型細胞が出現しやすくなります。
この子宮内膜増殖症の一部が、子宮体がんの前段階と考えられており、放置すると子宮体がんへ進行するリスクが高まります。
特に、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)など、排卵障害が続く病気を持つ方は、子宮体がんのリスクが高いことが知られています。
無月経の状態が続いている場合は、子宮体がんを予防するためにも、定期的な検診や、必要に応じてホルモン補充療法などの治療を検討することが重要です。
医師に相談し、個々のリスクに応じた管理計画を立ててもらいましょう。
これらのリスクを知ることで、生理が長期間来ない状態を軽く考えず、専門家へ相談することの重要性を理解していただけたかと思います。
生理を来させるために自分でできること(自宅でのケア)
生理が遅れていて、病院に行く前に自分でできるケアを試したい、あるいは病院での治療と並行して生活習慣を見直したいと考えている方もいらっしゃるでしょう。
妊娠以外の原因で生理が来ない場合、多くはホルモンバランスの乱れが原因です。
そのため、日常生活の中でホルモンバランスを整えるような工夫をすることで、生理が回復したり、周期が安定したりすることが期待できます。
ここでは、自宅でできる生理不順に対するセルフケアについてご紹介します。
ただし、これらのケアはあくまで補助的なものであり、病気が原因の場合や無月経が続いている場合は、必ず医療機関での診断と治療が必要です。
セルフケアだけでは改善しない場合は、迷わず専門家へ相談しましょう。
ストレスを上手に解消する
前述したように、ストレスは生理不順の大きな原因の一つです。
ご自身のストレスの原因を特定し、上手に付き合ったり、解消したりする方法を見つけることが大切です。
- リラクゼーションを取り入れる: 瞑想、深呼吸、ヨガ、アロマセラピー、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる、マッサージなど、心身をリラックスさせる時間を作りましょう。
- 趣味や好きなことに時間を使う: 読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、ガーデニング、ペットと遊ぶなど、自分が楽しいと感じる時間を持つことで気分転換になります。
- 適度な運動: ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなど、心地よいと感じる程度の運動は、ストレス解消にも効果があります。
ただし、過剰な運動は逆効果になるので注意が必要です。 - 質の良い睡眠: 毎日同じ時間に寝て起きる習慣をつけ、十分な睡眠時間を確保しましょう。
寝る前のスマホやPCを控えるなど、睡眠環境を整えることも重要です。 - 誰かに話を聞いてもらう: 家族や友人、パートナーなど、信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも心が軽くなることがあります。
バランスの取れた食生活を心がける
体の基本的な機能は、日々の食事から得られる栄養によって支えられています。
生理周期を整えるためにも、バランスの取れた食生活は欠かせません。
- 主食、主菜、副菜を揃える: 炭水化物(エネルギー源)、たんぱく質(体の材料)、ビタミン・ミネラル・食物繊維(体の調子を整える)をバランス良く摂取しましょう。
- 女性ホルモンの材料となる栄養素を意識する: コレステロールは女性ホルモンの材料となるため、極端な脂質制限は避けましょう。
良質な脂質(魚の油、オリーブオイル、ナッツなど)を適量摂ることが大切です。 - ビタミンやミネラルを豊富に摂る: ビタミンE(血行促進、ホルモンバランス調整)、ビタミンB群(代謝促進)、鉄分(貧血予防)、亜鉛(ホルモン合成に関与)などは、生理周期に関わる重要な栄養素です。
緑黄色野菜、果物、魚介類、ナッツ類などを積極的に摂りましょう。 - 冷たいものの摂りすぎに注意: 体を冷やすものは控えめにし、温かい飲み物や食事を心がけましょう。
- 規則正しい時間に食事をとる: 体内時計のリズムを整えるためにも、毎日決まった時間に食事を摂ることが望ましいです。
適度な運動を取り入れる
体を動かすことは、血行を促進し、自律神経を整え、ストレスを解消する効果があります。
これらは生理周期を整える上で良い影響を与えます。
- 有酸素運動: ウォーキング、軽いジョギング、サイクリング、水泳など、軽く息がはずむ程度の有酸素運動を週に数回、30分程度行うことを目標にしましょう。
- ストレッチやヨガ: 体の柔軟性を高め、筋肉の緊張を和らげることは、リラックス効果もあり、生理周期の安定につながります。
- 無理は禁物: 体に過度な負担をかける激しい運動は、かえって生理不順の原因となります。
疲労を感じたら休息を取り、自分のペースで行うことが大切です。
十分な睡眠を確保する
睡眠は、心身の疲労回復だけでなく、ホルモンバランスを整えるためにも非常に重要です。
- 睡眠時間: 成人の推奨睡眠時間は一般的に7〜8時間とされています。
ご自身にとって最適な睡眠時間を確保しましょう。 - 睡眠の質: 量だけでなく質も重要です。
寝る前にリラックスする時間を作る、寝室を暗く静かに保つ、寝る直前のカフェインやアルコールを避けるなど、質の良い睡眠をとるための工夫をしましょう。 - 規則的な睡眠: 毎日同じ時間に寝て起きる習慣をつけることが、体内時計を整える上で最も効果的です。
健康的な体重を維持する
極端な痩せすぎや急激な体重の変化は、生理不順の原因となります。
健康的な生理周期のためには、適正な体重を維持することが大切です。
- BMIを意識する: BMI(体重kg / (身長m)2)が18.5〜24.9の範囲に入るように、バランスの取れた食事と適度な運動で体重を管理しましょう。
特にBMIが18.5を下回る場合は、痩せすぎによる生理不順のリスクが高まります。 - 急激な増減は避ける: 短期間での大幅なダイエットやリバウンドは体に負担をかけ、生理周期を乱す原因となります。
目標を立てる際は、緩やかなペースで体重を変化させるようにしましょう。
体を温める習慣をつける
体が冷えると血行が悪くなり、骨盤内の血流も滞りがちになります。
これは生理周期の乱れや生理痛の悪化につながることがあります。
- 温かい飲み物や食事: 冷たいものを避け、積極的に温かい飲み物や食事を摂りましょう。
- 腹巻やブランケットの活用: お腹周りを温めることで、骨盤内の血流が改善されます。
- 湯船に浸かる: シャワーだけでなく、毎日湯船にゆっくり浸かることで体全体が温まり、リラックス効果も得られます。
- 適度な運動やマッサージ: 体を動かしたり、優しくマッサージしたりすることで血行が促進されます。
- 服装の工夫: 薄着を避け、靴下を履くなどして、足元や首元など冷えやすい部分を温めましょう。
これらのセルフケアを試すことで、生理が回復したり、周期が安定したりする方もいらっしゃいます。
しかし、あくまでご自身の体調を注意深く観察しながら行うことが大切です。
病院での検査と治療法について
生理が長期間来ない場合や、セルフケアでは改善が見られない場合は、婦人科を受診し、専門的な検査と診断を受けることが必要です。
病院では、生理が来ない原因を特定し、その原因に応じた適切な治療が行われます。
どのような検査が行われるか
婦人科を受診すると、まず問診が行われます。
最終月経日、これまでの生理周期、生理の様子、既往歴や服用中の薬、生活習慣(食事、運動、睡眠)、ストレスの状況、妊娠の可能性などについて詳しく聞かれます。
正直に答えることが、正確な診断につながります。
問診に続いて、以下のような検査が行われることが一般的です。
- 内診(経腟超音波検査): 子宮や卵巣の状態を直接目で見て確認します。
子宮の大きさや形、卵巣の腫れや嚢胞の有無、子宮内膜の厚さなどを調べます。
排卵の有無や、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のような病気の兆候がないかを確認することができます。 - 血液検査(ホルモン検査): 血液中の様々なホルモン(LH、FSH、エストロゲン、プロゲステロン、プロラクチン、甲状腺ホルモンなど)の濃度を測定し、ホルモンバランスに異常がないかを調べます。
生理周期のどの段階で採血するかによって結果の解釈が変わるため、医師の指示に従います。
この検査によって、排卵が起きているか、卵巣機能が低下していないか、高プロラクチン血症や甲状腺機能異常がないかなどを判断することができます。 - その他の検査: 必要に応じて、染色体検査(原発性無月経の場合など)、MRIやCT検査(脳下垂体の腫瘍などが疑われる場合)、子宮卵管造影検査(不妊の原因を調べる場合)などが行われることもあります。
これらの検査結果を総合的に判断し、生理が来ない原因が特定されます。
ホルモン補充療法などの治療法
検査によって生理が来ない原因が特定されたら、その原因に応じた治療法が提案されます。
治療の目的は、生理周期を回復させることだけでなく、ホルモンバランスを整えることで、将来の健康リスク(骨密度の低下、不妊、子宮体がんなど)を軽減することにもあります。
代表的な治療法としては、以下のようなものがあります。
- ホルモン補充療法(HRT): ホルモン検査の結果、女性ホルモンの分泌が不足している場合に、薬剤でホルモンを補充する治療法です。
錠剤、貼り薬、塗り薬など様々な剤形があります。
生理周期を回復させるために一時的に行われる場合や、早発卵巣機能不全のようにホルモン分泌がほぼ止まっている状態に対して長期的に行われる場合があります。
適切な量のホルモンを補充することで、生理を規則的に起こさせたり、骨密度の低下を防いだり、更年期のような症状を緩和したりする効果が期待できます。 - 排卵誘発剤: 排卵がうまくいっていない場合に、排卵を促すための薬剤(クロミフェンなど)を使用することがあります。
将来妊娠を希望している方や、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などで排卵障害がある場合などに用いられます。 - 原因疾患の治療: 高プロラクチン血症であればプロラクチンを下げる薬、甲状腺機能異常であれば甲状腺ホルモンの量を調整する薬など、生理不順の原因となっている基礎疾患に対する治療が行われます。
- 生活習慣の改善指導: ストレスや無理なダイエット、過剰な運動、不規則な生活などが原因である場合は、医師や管理栄養士から生活習慣の改善に関する具体的なアドバイスを受けることができます。
セルフケアの方法をさらに詳しく聞いたり、個々の状況に合わせた改善計画を立てたりすることができます。
どのような治療法が適しているかは、生理が来ない原因、年齢、将来妊娠を希望するかどうか、他の健康状態などを考慮して医師が判断します。
疑問点や不安な点は、遠慮なく医師に質問し、納得した上で治療を進めることが大切です。
まとめ:生理が来ない不安は専門家へ相談しましょう
生理が来ない、あるいは遅れるというのは、女性にとって非常に気になる体の変化です。
特に妊娠の可能性が低い、または検査薬が陰性だった場合は、「なぜだろう」「何か病気なのではないか」と不安になってしまうこともあるでしょう。
この記事では、「生理来ない 妊娠以外」で考えられる様々な原因について解説しました。
ストレスや無理なダイエット、生活習慣の乱れといった比較的軽度なものから、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン血症、早発卵巣機能不全といった婦人科系の病気、さらには服用している薬剤の副作用や年齢による閉経の近づきまで、原因は多岐にわたります。
生理が長期間(特に2ヶ月以上)来ない状態を放置すると、骨密度の低下、将来的な不妊、子宮体がんのリスク上昇といった健康上の問題につながる可能性があることもご理解いただけたかと思います。
生理が遅れている、周期が乱れていると感じたら、まずは妊娠の可能性を確認しましょう。
妊娠検査薬が陰性であっても、生理予定日から1週間〜2週間以上遅れている場合や、普段の周期と比べて明らかな異常がある場合、そして2ヶ月以上生理が来ていない(無月経)状態の場合は、迷わず婦人科を受診することをお勧めします。
不正出血や腹痛など、他の気になる症状を伴う場合は、特に早めの受診が重要です。
病院では、問診や内診、ホルモン検査などで生理が来ない原因を特定し、その原因に応じた適切な治療法が提案されます。
原因が分かれば、漠然とした不安も和らぎ、安心して対処できるようになります。
また、ストレスの解消、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、健康的な体重の維持など、ご自身でできるセルフケアも生理周期を整える上で有効です。
しかし、これらのセルフケアだけで改善しない場合や、病気が疑われる場合は、必ず専門家の助けを借りてください。
生理に関する悩みや不安は、一人で抱え込まず、ぜひ専門家である医師に相談しましょう。
適切なアドバイスや治療を受けることで、安心して日々の生活を送ることができるようになります。
ご自身の体からのサインを見逃さず、ご自身の健康を大切にしてください。